INFO
この記事は、2006~2010年ごろに作成した記事をリメイクして公開しています。
症状
ある日、失火しているような症状が出ていましたが、そのまま出勤。帰宅時に始動しようとしたら、エンジンがかかりませんでした。そのときは、購入直後に直した配線部分や、点火コイルの端子を少しさわったところ、エンジンがかかったため、ドキドキしながら自宅にかえりました。
原因究明と修理

明らかに、点火系の配線がおかしいので、ハーネスをできるだけはずし徹底的にチェック、修理します。まず、バッテリをはずし、スタータモータ部分の電源ラインをはずします。

13mmのナットでしまっていますので、それを取り外します。

オルタネータの配線もはずします。
針金でできたロックを矢印のほうにずらします。

左側は1個、右側は2個端子がささっているため、これをぬきます。右側はコンデンサの端子もささっていますが、これは点火コイルを取り外してからぬきます。

次にコンピュータを取り外します。
写真の3箇所でとまっています。コンデンサ部(コンビネーションレンチがついている)は、10mm。
車両前側の2本は8mmの工具で取り外します。

ナットをはずしたら、コンピュータのコネクタをはずしやすいように、少しずらします。

コンピュータには、コネクタ1個と、センサ用のホースがささっていますので、これをはずします。

過去修理した場所。テープをはがして、チェックします。

中に水が入って、さびて導通不良を起こしていると思ったのですが、そうではありませんでした。

では、端子のカシメの部分と思いましたが、そこでもありません。
ただし、このカシメ方はだめです。2箇所あるカシメ部分のうち、後ろ側(写真の手に近い側)は、本来被覆の部分をつかんでいないといけません。
この電線は被覆が一部溶けていて、過去ショートした(こちら参照)部分のため、途中で切断して交換しました。

もしかして、点火コイルかもと思い、チェックしました。

見るとどうも写真の丸で囲った部分の端子があやしい...。

ためしに、端子をさしてみたら、すかすか。
ここで接触不良を起こしていたようです。
ラジペンや、マイナスドライバで補修。
(やりすぎないように)

きれいに組みなおして、エンジン始動。
非常に安定したエンジン音になりました。
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