この記事は、2006~2010年ごろに作成した記事をリメイクして公開しています。
症状
また燃料センサーが断線しました。
この調子では、半年ごとに交換しなければいけないペースなので、これではいくらなんでも、お金がかかりすぎます。
対策
そこで、センサー自体に対策を施し、なおかつ、安いキャブ車用のセンサーの流用に挑戦してみました。

2.キャブ用・インジェクション用の比較2
左がキャブ用。キャブ用のほうが、センサー位置が若干下目。また、アームの取り付け方法が、インジェクションはねじ止めに対し、キャブはカシメられているもよう。
アームだけ取り替えて使用しようと思ってましたが、これではだめです。

7.キャブ用・インジェクション用の比較(中身)
固定位置は同じ。形状もほぼ同じのため、取り替えれば使用できそうです。ただし、巻き線のピッチがよく見るとちがうため、燃料計のさす位置が違ってきそうです。また、インジェクション用は、可動端子が接触する部分が、山状に盛り上がってます。

11.耐久性Up加工1
それでは、耐久性をあげる(たぶん)加工をします。ノーマル状態では、巻き線は、プレートにまいてあるだけで、可動端子の動きに引きずられ、楽器の弦のようになっているようです。特に、まきが荒い部分が弱いようです。そこで、巻き線を接着剤で固定してみました。使用した接着剤は、 耐ガソリン性があるらしい、2溶液性のエポキシ接着剤です。(100円ショップで入手)
端子が接触しない裏面は、全面に塗布。

14.組み立て
カバーを元通り装着し、アーム(針金) と、可動端子を元通り固定します。アームの位置は、フロートが一番浮いた状態(写真では、時計右方向に回して、ストッパに当たる位置)で、抵抗値ができるだけ小さくなる位置にします。

15.完成
あとは、車両に装着して終わりです。
結果的に、抵抗値が違ってしまいました。
Full:12オーム => 26オーム
Empty:283オーム => 260オーム
そのため、満タンでも燃料計の針はFまでいかず、7/8ぐらいまで。逆に、ほぼ空の状態でも、針はEのちょっと右側です。
耐久性については、いつまで持つかで判断ですが、明らかに手で動かしたときの引っかかり感がないので、かなり長持ちするのではという期待を抱いています。
最後に
キャブ車用を流用した結果、燃料計の表示がすこしおかしくなりましたが、インジェクション用の巻き線抵抗に同じ処理をすればよいわけです。
この記事をご覧になった方でやってみようと思った方は、インジェクション車はインジェクション用で巻き線抵抗対策を実施ください。
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